おまとめローンと借り換えローンの違いとメリット・デメリットについて解説!
こんにちは。
うだるような暑さが続く今日この頃。そろそろお盆やすみも終盤に差し掛かってきましたが、もう絶賛社畜中のぎーちゃんです。
今日は多重債務に陥っている方の味方になるかもしれない、おまとめローンや借り換えローンについて書いていきます。
借金が少額のうちは、今ある借金をボチボチかえせばいいやと気楽に考えがちです。しかし、100万、200万と大きな額の借金になるとぶち当たるのが、金利の壁。
「返せど返せど、金利だけを返済して、元本が一向に減らない。」
「金利が少しでも安くなれば、楽に返済ができるのになぁ。」
そういった考えを持つ多重債務に陥っている方はかなり多いはず。
そこで一度は辿り着くであろう「おまとめローン」や「借り換えローン」というワード。この二点の違いやメリットデメリットについて触れていきたいと思います。
おまとめと借り換えの違いって何?
よく目にするこの二つのワード。どちらも同じように思いますが、根本的に何が違うのか、そこをまず明確にしておきましょう。
この「おまとめ」と「借り換え」の違いというのは、単純に対象となる賃金契約の数が違う、ということです。
分かりやすくいうと、複数社からの借金を1社にまとめてしまうのが「おまとめ」、今ある1社の借金を他社に乗り換えてしまうのが「借り換え」です。
おまとめと借り換えのイメージ
おまとめ
A社 年利18% 50万借入
B社 年利15% 30万借入
C社 年利15% 20万借入
↓
D社 年利12% 100万借入におまとめ
借り換え
A社 年利18% 100万借入
↓
B社 年利12% 100万借入に借り換え
おまとめや借り換えのメリット
一本化することで返済計画が立てやすい
まず今ある複数社からの借入を一本化することができる、というのが大きなメリットです。
複数社からの借入があると、支払い日がバラバラだったり、支払い金額もバラバラです。何日にA社に5万円返済して、何日にB社に3万返済して…と毎日借金の事で頭がいっぱい。
この調子では貯金をすることはおろか、何かイレギュラーな出費がかさめば、支払いのためにまた新たな借金をしてしまう、なんて事にもつながりますよね。
「借金の返済は毎月5日!」と決まっていれば、毎日支払い日のことを考えて慌てる必要はありません。普段から計画的にお金の使い方を考えることもできるようになります。
毎月の支払い金額が減る
おまとめローンを考えている方は既に毎月の支払いに余裕のない方だと思います。
あくまでも一例ですが、毎月A社に3万円、B社に2万円、C社に1万円返済している人がいたとしましょう。ひと月の返済総額は6万円ですね。
これをD社におまとめする事によって、毎月の支払い額が4万円になれば、返済計画としてはかなり楽になりますよね。
一例なので、この通りになるというわけではないですが、一般的におまとめローンを利用することで毎月の支払い額は安くなります。ただし借金の総額自体が小さくなるわけではないので、キッチリと返済自体は進めなければなりません。
借金が増えない
通常のカードローンやキャッシングは、枠さえ空いていればいつでも借りることができますが、消費者金融などが取り扱うおまとめローンの大半は「返済専用」です。
もう追加で借金をする事が出来ないので、金欠になったとしても追加の借入はできませんが、返済したい!と思う人にとっては、完済への見通しが立つので大きなメリットです。
何より、こびりついた借金癖を治すための荒治療と思えば、このくらいのデメリットはあって当然ですよね。
金利を下げられる
そもそも借り換えの目的は支払いを楽にすることと、それに付随して金利を下げることです。
金利が下がると、毎月の負担額が大きくかわってきます。特に100万円以上の大きな債務を抱えている方にとっては1%の差でも、かなりの差となってきます。
借り換えローンで金利が下がる例を下に書いておきます。
借り換え前
100万円借入 年利18%
→1年間の利息=18万円
借り換え後
100万円借入 年利15%
→1年間の利息=15万円
借金100万円を年利18%で借りていれば18万円も利息として払っているのです。3%金利が変われば年間3万円も変わります。
額が大きいので3万円が可愛く思いますが、誰が3万円も簡単にくれますか?少しずつでも借金を減らしていくのが、完済への道だと思います。
おまとめや借り換えのデメリット
追加で借金ができない場合がある
そもそもおまとめローンは返済専用なので、追加の借入はできません。また、他社へ新たに借り入れの申し込みをしたとしても、現在大きな借金がある事は信用情報として共有されています。
もちろん収入が多くなって、返済も滞りなく、信頼度が上がれば追加の借り入れをすることが可能になる場合もありますが、そのような状況で新たに借り入れはしませんよね。
大半はおまとめローンの支払いも苦しくて、新たな借り入れを検討するはず。となると、新規貸付ができないことが多いのも、ある程度想像できます。
しかし、完済への道が見えるという大きなメリットもあるので、一度おまとめローンで腹をくくったなら、絶対に完済するぞ!という強い気持ちを持ち続けてください。
返済期間が長くなることがある
毎月の返済が少額になることで、元金へ充当される金額が少なくなり完済までの期間が長くなってしまう事があります。
またそれに伴って、毎月の支払いは楽になっていても、返済期間が延びたことで、返済する総額でみれば多くなってしまう事もあります。
人によって収入はまちまちですし、今後の昇給などの見込みも含めて、相談窓口や各社サイトでシミュレーションしてみましょう。各々にあった返済方法が見つかるはずです。
おまとめや借り換え以外の方法は?
おまとめ専用ローンなどで金利が小さくなり、支払いが楽になる事は多いです。
しかしもっと安くする方法としては、各銀行などが取り扱う「フリーローン」や「目的型ローン」を利用することです。
ただし利用用途が限られていたり、そもそも借り換えには適応できなかったりします。また追加の借り入れなどには応じて貰えないことも多いです。
もしおまとめローン以外の方法を検討するのであれば、銀行のローン相談会などに出向いて直接相談してみましょう。百聞は一見にしかずというやつです。
まとめ
今多重債務に陥っている方は、少しでも借金の返済額を抑えて楽になりたいと思っていますよね。僕自身も多重債務者だったので、気持ちはよくわかります。
悩んでいても借金は減りません。お金を返さなければ絶対に減りません。厳しいですが、現実です。
少しでも楽に、しっかり完済までの計画を立てたいのであれば、まず行動しましょう。自分にあったおまとめローンや借り換えローンに出会えれば、少しずつでも、借金を返済する意思が強くなります。
また、どんな借金やローンにも審査が必ずついてきます。何をやっても通らないなんてことになる前に、一度色々な方法を模索してみましょう。
以上です!