任意整理をするにあたって準備するものをまとめておきます。
こんにちは。
ザーザー降りの雨でも、かんかん照りの晴れでも、毎日営業活動に東奔西走しております、ぎーちゃんです。
*借金が増えすぎてもう首が回らない
*どうにか返済したいけど見通しが立たない
*踏み倒すのは流石にマズイと思っている
*破産するほどでは無い気がする
*厳しいと分かっているけど自力で返したい
そんな思いで任意整理を進めようと考えている方は多いと思います。十人十色の事情で借金を抱えているので、一概に任意整理をオススメとは言えません。しかし、もし本当に任意整理進めていくのなら、いくつか必要なモノがでてきます。
一般的に必要と言われるものと、実際に僕が必要になったものを照らし合わせながら、お伝えしていきますね。
任意整理に必要なモノ
一般的な費用
まず任意整理を考えている時点で手持ちのお金はゼロに等しい方が大半かと思います。そこで一番気になるのが費用面の話をですよね。
弁護士さんに依頼するのか、司法書士さんに依頼をするのかで大きく変わりますとよく言われていますが、実際のところは「事務所によって大きく異なる」が正しいです。
お金の発生するポイントとしては3回。任意整理を進めていくにあたってスタートする際の「着手金」と、実際に和解が成立した際の「成功報酬」、借金が減額すれば「減額報酬」というものがあります。
個人再生や自己破産をする場合、裁判所などにかかる費用などもありますが、任意整理は裁判所を通さずに弁護士さんや司法書士さんが、カード会社と直接のやり取りで和解を目指すので、その分お安くはなってきます。
相場としては、
「着手金」1社につき2〜4万円
「成功報酬」1社につき2〜4万円
「減額報酬」減額する事ができた額の10%
というのが一般的のようですね。
実際にかかった費用は?
僕の例でいくと、3社の任意整理を依頼しました。「減額」に関しては、法定利息の改正以前から高い金利で借り入れをしていた方が対象になるので、借り入れ期間が約5年と短い僕は期待出来ないようです。
まず着手金に関しては1社につき2万円でおねがいしました。2万×3社なので費用は6万円でした。
僕は給料日にその足で、弁護士さんに依頼したので一括で支払いましたが、一括払いが厳しいという事であれば、「3回までなら分割も受け付けるよ」との事でした。
このあたりは事務所によってかなりマチマチなので、厳しい弁護士さんだと一括しか受け付けないような方もいらっしゃいます。弁護士さん減額報酬も最近では見込めないことも多いので、任意整理に関してあまり乗り気じゃない先生も多いようです。
また成功報酬に関しては、分割回数を長期間に伸ばせた分だけ金額が上がるシステムにしていただきました。借り入れ期間が短いと、任意整理をする際に長期間返済での和解出来ないことが多いようです。
〜36回払いなら、1社あたり1万円
36〜48回払いなら、1社あたり1万5千円
49回以上なら、1社あたり2万円
こんな感じの条件でした。一般的な相場よりも安めに抑えていただけたので、金欠の僕としてはかなり助かりました。こちらに関しても分割はOKとのことです。
少しでも安く抑えるコツ
さすがに専門家の先生に対して値切るのは、気が引けますよね。ある程度何社か回ってみて、費用面と信頼面、どちらもクリアできる先生におまかせするべきだと思います。
僕自身も4社ほど回りましたが、本当に色々でした。今すぐに進めるためにその日のうちに依頼を要求してくる先生、費用は安いけど交渉が苦手そうな先生、破産しか進めてこない先生など、多種多様ですね。
その中でもよく話も聞いてくれて、尚且つ費用もリーズナブルなところを模索していきましょう。
その他必要書類
事務所によって、必要、不要が分かれてくるのですが、円滑に任意整理を進めていく為には自分自信で今の借金状況を理解しておかなければいけません。
最初の30分間は無料で相談してくれるところも多いので、この時間を無駄にしないように、事前準備をしっかりしておきましょう。
確実に必要なもの
身分証明書
免許証やパスポートなど、基本的には顔写真付きのものを用意しましょう。保険証も同時に求められることもあります。
印鑑
各種依頼や契約時に必ず必要になります。シャチハタよりも、朱肉を使って押すタイプのハンコでいきましょう。
クレジットカード
実際に任意整理をする予定のカードの現物は必ず持参しましょう。任意整理予定外のカードも念のため持参して、任意整理の対象外にする旨を忘れずに伝えて下さい。後から他の借り入れが見つかると、任意整理が成功しないことがあるようです。
借金の残高が分かるもの
今はアプリやWEB上で借金の明細を管理していることも多いので、その場合は明細のページをすぐに見せられるように、準備しておきましょう。書面しかない場合は、一番最近の明細を持参、なければ最近取引した際にATMから出てくる残高明細でも良いようです。またいつから借りているのか、支払日がいつなのか、明確にしておいて下さい。
あった方がいいもの
収入証明書
いわゆる源泉徴収票があれば、直近1年分を。もし勤め先の期間が短ければ、直近3ヶ月分ほど給与明細を用意しておきましょう。今後、任意整理をした場合、支払いが可能かどうかなどの判断材料になります。
住民票
役所に行けばすぐに発行できます。僕は4社中1社だけ持参を求められました。
借入時の契約書
完済させる為に大事な書類ですが、必ず必要ではありません。もし大事にちゃんと置いているのであれば、準備しておきましょう。
毎月の資金計画
本当に毎月返済していくのが困難ではないか、シミュレーションしてみて下さい。
シミュレーション(例)
借金 60,000
食費 50,000
家賃 50,000
車代 20,000
携帯 10,000
雑費 10,000
合計 200,000
収入 300,000
差引 100,000
上に書いたような感じで、支出を見つめてみましょう。あくまでも例なので、一人一人自分のパターンでやってみてください。
ちなみに僕が回った4社のうち1社は、このシミュレーションの提出を求められました。
まとめ
以上任意整理に必要なものを書いていきましたが、そこまで大変な印象は無いかと思います。あくまでも裁判所を通さない、弁護士さんや司法書士さんとカード会社の直接のやりとりなので、こういった簡単な形が取れるんですね。
こちらがお金で困っていることも理解しているので、分割払いや後払いには相談に乗ってくれる場合がほとんどです。着手金が払えないから断念している人は、今すぐに専門家に相談するべきです。
また任意整理をスタートすれば、すぐに取り立ても止まります。債務整理を行うと、カード会社は借金をしている人に対して、直接取り立てが出来なくなります。和解が成立するまで1〜2ヶ月ありますので(事務所によってバラバラですが。)その間に費用を工面しましょう。
不安な事も多い借金問題。それでも放置していては一生借金に苦しみます。どこかで解決しなければいけないなら、今から作戦を考えて、任意整理という選択肢も視野に入れておきましょう。
以上です!